Flask

初心者のためのFlaskアプリ開発① AnacondaでPythonの開発環境をつくる

PythonのフレームワークであるFlaskを使って、簡単なアプリケーションを作成する方法を紹介します。
Flaskは非常に使いやすく、シンプルな機能で、初心者でも簡単にアプリケーションを作成することができるフレームワークです。

私と同じような初心者でも、FlaskでPythonのWEBアプリケーションを作成し、インターネット上で公開できるようになるまでの流れを、丁寧に解説したいと思います。
Flaskについて、ネットには様々な情報がありますが、どれも断片的です。
私は結構つまづいてしまうことが多かったので、同じような初心者の方がスムーズにアプリケーションを作れるような記事を作りたいなと思います。

もくじ

  1. 本記事の対象者と使用環境
  2. Pythonをインストールしよう
  3. Anacondaとは?
  4. Anacondaで開発環境をつくる
  5. なぜ開発環境が必要?
  6. Flaskのインストール

本記事の対象者と環境

この記事は、私と同じようなPythonの初心者で、Flaskによるアプリケーション開発を目指している方を対象にしています。
プログラミング自体を全くやったことがない人や、Pythonの基本的な文法を全く知らない人には少し難しいかもしれません。
Pythonに触れること自体が初めてという人は、一度Progateやドットインストールなどで、Pythonを学習しておくと良いかもしれません。

僕がこのアプリケーションを作るまでにしていた勉強は、この2つでした。
ProgateのPythonコースで基本文法の習得(学習期間:1週間)
詳細! Python 3 入門ノートで学習(学習期間:3週間)
Progateは、挫折しやすいプログラミング学習のスタートに最適な教材なので非常におすすめです。

また、詳細! Python 3 入門ノートは、わかりやすく飽きのこない構成で文法の基礎を身につけられる、入門書として定評のある一冊です。

なかなか時間の取れない社会人であっても、こちらの教材を1〜2ヶ月でやりきれば、十分な知識が身につくはずです。

Pythonをインストールしよう

早速Pythonをインストールしていきましょう。
インストールの方法は色々あるのですが、今回はAnacondaを用いてインストールしていきます。
Anacondaについては後で紹介しますね。

Anacondaのダウンロードはこちら

上のリンクを開くと、このようなダウンロードページに移動します。
ここで自分のOSを選んでダウンロードを実行してください。

この際、次のようにPythonのバージョンを選択する必要があります。
Pythonには現在2系と3系があるのですが、特にこだわりや理由がなければ最新の3系をインストールするのが良いでしょう。

インストールは基本的に画面表示の流れで進めていけば問題なく設定まで完了するはずです。
私はエラーはなかったのですが、もしもこの先Anacondaが使えなかった場合は、環境変数PATHが通っていない可能性がありますので試してみてください。

無事にインストールが完了したら、ターミナルかコマンドプロンプトを開いて、次のコマンドを実行してみましょう。

  python -V

このような表示がされれば、AnacondaによるPythonのインストールは完了です。

Anacondaとは?

Anacondaとは、簡単に言えばPython本体と、便利なライブラリを全部のせしたパッケージです。
通常Python本体とは別に、自分でインストールしてこなければいけないパッケージをまとめて簡単にインストールすることができます。
Pythonの開発環境を簡単に構築するための便利なディストリビューションなのです。
パッケージの追加や管理がとても楽なので、初心者には助かります。

Anacondaで仮想環境を設定する

では、Anacondaで開発環境を設定していきましょう。
まず、ターミナル、もしくはコマンドラインで、

  anaconda-navigator

と入力してください。
すると、このような画面が開くはずです。

この画面で、Homeの下のEnvironmentをクリックしたら、下にあるCreateアイコンを押しましょう。

するとこのようなポップアップが出てくるので、好きな名前を入力してください。
私はFlaskAppとでもしておきます。

左側に今入力した名前が追加されていますので、▶を押して、Open Tarminalをクリックしてください。
作成した環境下でターミナルが起動します。

これで環境設定は完了です。

なぜ仮想環境が必要?

Anaconda Navigatorで無事に今回のアプリ開発のための仮想環境設定が完了しました。
ですが、なぜこのような設定が必要なのでしょうか?

色々理由はあるようなのですが、わかりやすくいうと、パッケージの依存関係を明らかにするためです。
複数の開発を行う際、全てをベース環境で開発していては、どのプロジェクトにどのライブラリを使っているのかわからなくなってしまいます。
そうなってしまうとデプロイの際にとても困るため、基本的に開発の際には必ず仮想環境の設定が求められるそうです。

Flaskのインストール

では、設定した環境にFlaskをインストールしましょう。
インストールはとても簡単。
先程開いたターミナルで次のコマンドを実行するだけです。

  pip install Flask

このような画面になるはずです。

最後に次のコマンドを入力してみてください。

  flask --version

これでFlaskのインストールは成功です。

お疲れ様でした。
いかがでしたでしょうか?
次の記事ではFlaskでHelloWorldプログラムを書いて、ローカルサーバーで実行するところまで解説したいと思います。

次の記事:
初心者のためのFlaskアプリ開発② FlaskでHelloWorldアプリをつくる

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