はじめに
こんにちは。
僕が以前書いたこちらの記事なのですが、未だに結構な人数の方に訪問いただいており、ありがたい限りです。
僕がデュアルブートをやめた理由【デュアルブートは危険】|かえるのほんだな
この記事では、一つのハードディスクをパーティションに分割し、複数のOSを起動できるようにした環境をデュアルブート環境として紹介しています。
「デュアルブートは結構めんどくさいしデメリットも多いよ!」というのが上記の記事の趣旨なのですが、たまにパーティションの分割ができないとか、分割したパーティションを元に戻せなくなったなどのコメントをいただいております。
この記事ではパーティションの分割のためにWindows標準のツールを利用しておりましたが、もう少し直感的にパーティション管理ができるツールを探してみたところ、「MiniTool Partition Wizard」というツールがありましたので、紹介していきたいと思います。
こちらが「MiniTool Partition Wizard」の起動後の画面なのですが、日本語にも対応しており、かなり綺麗で操作しやすいUIです。

MiniTool Partition Wizard とは
「MiniTool® Software Ltd.」によって提供されている、GUIでパーティションを編集できるアプリケーションです。
有償版もありますが、基本的なパーティション操作については無料版で十分対応可能です。
「MiniTool® Software Ltd.」自体は本社をカナダに持つ企業で、香港にも拠点がある企業のようです。
今回このツールを試してみようと思ったポイントとしては以下の点があります。
- MBRの書き換えができる
- GUIが日本語に対応している
MBRの書き換えができる
これ、結構いい感じだと思いました。
ディスクの換装とMBRの書き換えができます。
数クリックでハードディスクのデータごとまとめて移行できるのはかなり便利ですね。
ただ、残念ながらディスクの換装は有料版にアップグレードしないと使えない機能のようです。

GUIが日本語対応している
地味ですが直感的に使えるという点ではかなり大きいポイントだと思います。
海外製の無料で使えるツールなどはどうしても英語表記にしか対応していないことが多いのですが、その点Minitoolは日本語対応しているのでかなり使いやすいです。
パーティション分割をしてみる
マウントされているドライブを右クリックして[分割]を選択すると、次のような画面で直感的にパーティションのサイズ操作が可能です。

ここでサイズを決定し、[OK]を押すと、左下の[保留中の操作]にスタックされるので、[適用]を押すとパーティションの分割が開始されます。

色々と試してみましたが、マウントしているドライブであれば、USBフラッシュメモリのパーティションの操作も可能でした。
分割したパーティションのそれぞれにフォーマット処理を行うと、一本のUSBを複数のドライブとしてマウントすることができます。
ディスクベンチマーク
ちなみに余談ですが、無料版のツールなのにパーティションの操作、復元だけでなくディスクベンチマークも行うことができました。
こちらもUIがかなり綺麗で非常にわかりやすいです。

まとめ
今回は、パーティション操作を直感的に行えるようにするツール、「MiniTool Partition Wizard」を使ってみました。
無料版でも、GUIは日本語対応しており、パーティションの操作やフォーマットがかなり快適にできました。
有料版にすると、以下のような機能が使えるようになるようです。
- OSをSSD/HDDに移行
- OSディスク コピー
- OSディスクをMBRからGPTに変換
- ブートメディアの作成
特にパーティションを丸々他のディスクに移行できる機能はかなりよさそうでしたので、機会があれば使ってみたいと思います。