Linux

VirtualBoxのストレージ拡張方法と、設定が認識されない問題の解消方法

今回は、VirtualBox の仮想マシンストレージ(.vdi)のサイズを拡張する方法を紹介します。

VirtualBoxの『仮想メディアマネージャー』を使うと、Windowsだけでなく、MacOS、Linuxでも、数クリックで簡単にストレージを拡張できます。

この際、スナップショットが存在しているとストレージの拡張が反映されないトラブルがあったため、その解消法もまとめていきます。

もくじ

  1. VirtualBox の仮想マシンストレージのサイズを拡張する方法
  2. Windowsでパーティションを変更する
  3. 拡張したストレージが認識されない問題
  4. まとめ

VirtualBox の仮想マシンストレージのサイズを拡張する方法

VirtualBoxの仮想マシンストレージの拡張方法ですが、『仮想メディアマネージャー』という機能を使うと、数クリックだけで簡単に実行することができます。

VirtualBoxのストレージ拡張について書かれている記事を読むと、多くはコマンドラインからVirtualBoxManagerを使用する方法について書かれていましたが、『仮想マシンマネージャー』を使った方がずっと簡単です。

使い方は簡単で、VirtualBoxのコンソールから、[ファイル]>[仮想メディアマネージャー]を開きます。

次に、サイズを変更したい仮想ディスクを選択して、任意のストレージサイズを設定し、[適用]をクリックします。

ちなみに、一度サイズを拡張すると、ストレージのサイズを小さくすることができなくなりますので、注意が必要です。

これで、その仮想メディアを利用している仮想マシンのストレージを拡張できました。

しかし、このままではOSに反映されません。
ストレージの拡張した領域はまだ割り当てされていないため、仮想マシンを起動して、パーティションを変更する必要があります。

以下では、WindowsOSでパーティションを割り当てする方法を紹介します。

Windowsでパーティションを変更する

Windowsでパーティションを変更するには、[コントロールパネル]を使います。

コントロールパネルから、[システムとセキュリティ]>[管理ツール]>[記憶域]>[ディスクの管理]に進みます。

ここで、拡張したいドライブ(Cドライブ)を右クリックし、[ボリュームの拡張]を選択してください。
未割り当て領域の領域として、拡張したサイズのストレージが存在しているはずなので、それを選択すれば設定完了です。

拡張したストレージが認識されない問題

ここまでは、多くのブログやQiitaなどにも書かれていましたが、僕の環境では上手くいきませんでした。

具体的には、VirtualBoxの設定上では、ストレージの拡張がされているのに、OSの未割り当て領域に追加したはずの領域が反映されていませんでした。
色々と調べた結果、どうやらスナップショットを取得している環境では、『仮想メディアマネージャー』によるストレージの拡張が反映されないことがわかりました。

そのため、仮想マシンのスナップショットを削除することで、無事にストレージの拡張を設定することができました。

まとめ

『仮想メディアマネージャー』を使った設定方法や、スナップショットを使用していると拡張が反映されない問題について、検索上位に出てきた記事の中に書いてなかったのでまとめておきました。

特にスナップショットの問題は原因を特定するまでに意外と時間がかかったので、誰かの役に立てば幸いです。

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