唐突ですが、WEBアプリケーションをブラウザ操作するときって、ちょっとした繰り返しが多くて面倒くさくないですか?
でも、ブラウザ操作自動化のためのアプリケーションはインストールできない…。
今回は、そんな時におすすめな『ブックマークレット』の作り方をご紹介します。
『ブックマークレット』は簡単に言うとブラウザを操作できるJavascriptをお気に入り登録して、ワンクリックで実行できるようにしたものです。
ミニマライズしたJavascriptのソースコードの先頭に「javascript:」をくっつけてブックマーク登録すれば完成です!
詳しくは本記事の説明をご覧ください!
もくじ
ブックマークレットとは
ブックマークレットとは、ユーザーがウェブブラウザのブックマークなどから起動できるプログラムのことです。
簡単に言うと、ブックマークをクリックすると実行できるJavascriptで、ブラウザの操作を自動化したり情報を抽出したりすることができるものです。
ブックマークレットを使うと、WEBアプリケーションの操作などを簡単に自動化することができ、非常に便利です。
作り方は非常に簡単です。
なんと、操作したいWEBアプリケーションに合わせてJavascriptを書いて、それをブックマークとして登録するだけです。
面倒な環境構築や追加のアプリケーションのインストールなどは一切必要ありません。
ブックマークレットのメリット
ではこのブックマークレット、一体何が便利なのでしょうか?
それは、『準備不要で簡単にブラウザ操作を自動化できること』です。
みなさんは、日常生活や業務でWEBベースのアプリケーションを活用している方が多いかと思います。
例えば、日常生活であれば、SNSをブラウザから開く方は多いでしょう。
また、業務であれば社内システムなどの多くはブラウザを使って起動し、操作しているかと思います。
ブックマークレットの便利なところは、Javascriptさえ書ければ、これらの操作をすべて自動化できるところにあります。
もちろん、単純なブラウザ操作の自動化などは、他の言語でも実現することができます。
有名なツールだと、Pythonなどのプログラミング言語でブラウザ操作を自動化できるSelniumなどがあります。
しかし、上記のようなツールは、インターネットを経由して、必要なソフトウェアをインストールする必要があります。
個人利用の目的であればそれでもいいかもしれませんが、イントラネットにしか接続できなかったり、セキュリティポリシーでガチガチに固められている業務用PCで使用するのは困難でしょう。
そこで、ブックマークレットの出番となります。
ブックマークレットとは、要するにJavascriptをワンクリックで起動できるようにしたものです。
Javascriptは他のプログラミング言語と違い、ブラウザの機能を使って実行されるため、インタプリタやコンパイラなどのインストールが不要です。
エディタも、メモ帳があれば十分です。
すなわち、いかなる環境であっても、自動化のための開発が可能だということです。
これは大きな強みですよね。
特に日本の企業では未だに自由にインターネットに接続できなかったり、特定のアプリケーションしかインストールできない職場が多いのが実状です。
ですが、ブックマークレットを使えば、そのような環境であっても使用することが可能なのです。
もしもあなたがプログラミングを活用して、少しでも日々の業務を早く終わらせたいのであれば使わない手はありません。
ブックマークレットの作り方
では、さっそくブックマークレットを作成してみましょう。
作り方はこちら!
今回は、以下のような実行時の日時を取得して表示するスクリプトをブックマークレットにしています。
//今の日時を取得して表示するスクリプト var nowtime = Date(); alert(nowtime);
まずは動画のように、エディタなどで実行したいスクリプトを作成します。
スクリプトが完成したら、圧縮ツールなどを使用し、スクリプトを一行にしてしまいます。
これは何を使ってもいいですが、僕がよく使うのは、こちらのsyncerというツールです。
スクリプトを圧縮できたら、ブラウザでブックマークを作成してください。
そして、そのURLを以下の形式に変更します。
javascript:<作成したスクリプト>
これで、作成したブックマークをクリックすることによって、作成したスクリプトが実行されるようになります。
まとめ
いかがでしたか?
どんな環境でもブラウザ操作を自動化できるブックマークレットは、上手に使いこなせば非常に便利な仕組みかと思います。
ぜひみなさんも活用してみてください!